Leica M3

Lomography Konstruktor F・Diana Mini から始まったフィルムカメラ熱ですが一瞬で行くところまで行ってしまった感じです。

Leica M3。

現在まで続く M 型 Leica の始祖を買ってしまいました。1962年製の56歳です。

(この写真を撮ったレンズも Asahi Super Takumar 55mm F1.8 なので60年代のレンズです。)

Leica 意識前

初めはフィルムカメラの入門機としていくつかの記事に紹介されていた Asahi Pentax SP か Olympus OM-1M-1)かと考えて中古カメラ屋めぐりをしていました。

このころはひたすらサンライズカメラ*1の記事を読みあさっていました。

めぐったのは新宿・中野・秋葉原御徒町・上野の次のお店です。(抜けがあるかも。)

  • 新宿
    • マップカメラ
    • 新宿中古カメラ市場
    • 中古カメラボックス
    • ラッキーカメラ
    • アルプス堂
    • レモン社
  • 中野
  • 秋葉原御徒町・上野
    • 東京カメラ
    • 喜久屋カメラ
    • 秀光
    • 千曲カメラ

東京は中古カメラ屋さん充実してますね。

で、東京カメラで Asahi Pentax SP か Olympus OM-1 が気になるんですよという話をしていたはずなのに、店員さん(昨日カメラさん)と話していたらいつのまにかどれが至高の Leica なのかとう話になり、帰るときにはそれぞれの Leica がどう違うのか調べないといなという気持ちになっていました。(Bessa R3M 気になってるとか言った気がするからかな。)

値段でいうと Asahi Pentax SP か Olympus OM-1 が3万あればレンズ含め買えるのに対して、Leica は M 型だと少なくとも10万円で本体が買えるかどうかというレベル。

どうしてこうなった。

Leica 意識後

それから Leica が気になって、昔の雑誌などを読んで(スキャンされたのが Kindle で出版社から売ってある)、やっぱり欲しいなぁという気持ちになったので、世界の中古カメラフェアで買うことにして買いました。

露出計付きの M6 にしようかと思ったんですけど、M6 修理してくれるところがほとんどないので、修理してもらえる M3 に外付け露出計を使った方がよいと昨日カメラさんから助言をもらい、M3 にすることにしました。

東京カメラには悪いんですけど(東京カメラの買うか悩んでいたのが売れてしまっていたのもあって)、結局早田カメラで買いました。(東京カメラにはお世話になったのでまたレンズなんかを買いに行きます。)

早田カメラは自店でオーバーホールもしていて永年保証してもらえるのがすごくいいですね。

25万円以上して綺麗な見た目のものと、傷・当たりがあるけど14万円のものがあって、さすがに25万円以上は払えないなぁと14万円の方にしました。

早田さんとお話ししたところによると、5年から10年ぐらい使うとシャッター音が変わったなということがあるので、そうすると修理に持ってきてほしいとのことでした。

レンズは Elmar f = 9 cm 1:4 にしました。元々 APS-C で 55mm が好きだったのでじゃあ 90mm かなということでそうしました。Leica だと 35mm や 50mm が人気らしいですね。レンズ前玉に拭き傷と塗装剥げのせいで、無保証の B 級品の2.5万円ほどとやすいものでしたが、特に写りには問題なさそうです。

写真

フィルムは、富士フイルム 記録用 ISO 100 だったはず。

スキャン後、切り抜きだけしています。(理由は後述。)

これ以降は Lomography Color Negative 400。

使ってみて

9cm のレンズを使ったときのパララックスが結構ひどくて次の写真が分かりやすいんですが、これファインダーでは左右対称に撮ったはずなんですよね。左側に大きくずれています。それで上記の画像の何枚かは切り抜きしています。

f:id:kakkun61:20180930005458j:plain

それが分かってからは気持ち右にずらして撮っています。

あとは、レンジファインダーの二重像がちょっと上下にずれてて、それさえなければなという感じですね。これは本体を買うときにもっとお金を積むかどうかの問題ですね。

追記:上下像ずれはレンジファインダー機ならすぐ直せるようになっているらしく、数分で直してもらえました。

レンズとしてはゴーストが大きく出ますね。

なので、後で新宿中古カメラ市場でフードを買い足しました。Leica 純正フードが高いのなんの。金属の筒が1万円する。中国とかでプラスチックで作ってくれないかなという気がしてきますね。そうするとたぶん1000円もしないでしょう。量が売れないから高くなるかな?

あと、シャッター音は唯一オペラハウスでの使用が認められた静かさとのことですが、なんだか自分には腑抜けた音に思えます。別にいいんだけど。

その後

Elmar 50mm 1:2.8 が増えました。早い。

9cm 使っててやっぱり窮屈だなと思ってしまって。APS-C 55mm との差はわりとありました。これはレモン社で6.5万円ほどで買いました。(東京カメラじゃないんかい。9cmのフードを一緒に買いたくて新宿に行っちゃったので。)

50mm 使うときの問題としては、自分が眼鏡をかけているのでファインダーのブライトフレームがケラれてしまうことですね。視度補正レンズが Leica やマップカメラから出ているなんですけど -3 が限度で、どうも自分は -4 よりきついみたいなのでムリそうですね。今は眼鏡をかけてピントを合わせた後、眼鏡を上げて裸眼でぼんやり像でフレームしてます。これもうバルナックと手間変わらないな?

50mm の写真

フィルムは富士フイルム 記録用カラーフィルム ISO 400。F2.8 で ISO 400 なら夜も平気ですね。だいたい1/125秒で撮ってました。現像してみるまで本当に撮れているのか半信半疑でしたが。

夜の新宿です。

フィルムしてみて

フィルム代と現像・スキャン代が想像以上にかさむ……

やすい記録用フィルムが1本330円ほどで現像・スキャンが1本1000円。8月末にフィルムを始めてもう12本撮っていて、となると1.6万円。高え……

スキャンだけでも家でと考えてヨドバシカメラでスキャナーの話を聞いてきたんですが、スキャン時間がかなりかかる(1フレーム2分とか)みたいで断念。2分×36枚で72分しかもその間放置ではダメで作業が生じる。

デジカメでフィルムを撮るのはほこり除去が大変でおすすめしないと言われたが、実際どうなんでしょう?

しばらく撮りまくって満足したらデジカメの比率を上げることにします。

使ったフィルムは次の6種類。正直ネガは利きフィルムされてもどれがどれか分からないと思います。

使ってないけど買ってあるのは次の4種類。

さて次はどこに撮りに行きますかね?

*1:なぜ URI は sunset camera なのか?